美味しいですよね、旬の桜海老!
桜えびのかき揚げ
サクサクに揚がったかき揚げをほおばった時に広がる甘みは至福のときを感じられる瞬間です。春なら同じ時期に出回る新玉ねぎや菜の花と、秋なら三つ葉や水菜などと合わせて揚げるといいですね。
海老の天ぷらを揚げるようなドロッとした天衣を作って揚げるより、小麦粉を直接桜海老にまぶして揚げる方がサクッとカラッと揚がりますので是非お試しいただきたいと存じます。
ボウルに生の桜えびと(釜茹で桜海老でもOKです)旬のお野菜を入れ、小麦粉を適せんまぶし軽くかき混ぜ、170°~180°に熱した油でカラっと揚げて下さい。
天つゆで食べるのも捨てがたいですが、まずは塩でお召し上がりいただきたいと思います。桜えびの甘味がよりいっそう引き立ちます!
旬の時期に手に入る鮮度の良い生の桜えびなら、そのままお刺身でもいいですね!
桜えび大不漁!
今年2019年春漁の桜海老も大不漁の様相となってきました。
昨2018年の秋漁は1回も出漁することなく桜えび漁が打切りになりました。
打切りの理由は資源調査での分析結果、水揚げに適さない体長35ミリ以下の稚海老が7割を占めたことからの決定で、天候不順以外で一度も出漁しないまま漁を終えるのは桜海老漁史上初めてとのことです。
春・秋の風物詩にもなり観光資源としても人気の桜海老、
旬の食卓を彩る食材として欠かせない桜海老、今後の漁回復を祈るばかりです。
さくら海老は春と秋、年2回の漁期があります
春は3月下旬~6月上旬、秋は10月下旬~12月下旬が漁期となり、6月11日~9月30日は桜海老の産卵期にあたるので資源保護のため禁漁です。
冬季は海老が深海に潜ってしまうため休漁となっています。
桜えびは駿河湾にしかいない?
日本国内で水揚げされる桜海老のほぼ100%は駿河湾産です。
相模湾、東京湾、湖東列島沖でも生息していることが確認されていますが漁はされていません。その他、台湾近海にも生息していて漁がなされています。日本国内にも台湾産の桜海老が輸入され、駿河湾産と比べてもリーズナブルな価格帯で流通しています。
しかし国内産に比べ甘味も薄く色合いも薄く比べようもない品質です。
余談ですが、先日日帰りで旅行に行った先で入った飲食店で「釜揚げ桜海老丼」「さくら海老のかき揚げ」「桜海老そば」がメニューにあり、おっすごいなぁ~と思ったのですが値段を見て「えっ?」て。なんでこんなに安いんだ。う~ん。
一瞬、台湾産さくら海老があることを忘れていて腑に落ちるまでに数秒を要したのを覚えております。もちろん、由比とか桜海老の本場の飲食店ではありません。
毎年この時期になると旬の看板メニューに掲げるお店も多いのでたん変だなあとつくづく思った次第です。もちろん桜海老は頼まず自然薯そばをいただいてきました。(笑)